お墓は有るのですがどのタイミングで納骨したらよいのか?
納骨にともなって注意しておく点などを三休さんに教えてもらいます。
それでは納骨に際して抑えておくべき点
【時期・費用・用意する書類・当日の流れ・前もってやっておくこと】
をお伝えしますね。
目次
納骨に必要な書類は?
②【墓地使用許可証】+印鑑が必要
お墓に納骨する際に必要な書類は基本2つ
納骨する霊園管理事務所に前もって電話すると確実。
①【火葬許可証(埋葬許可証)】
死亡届を出した時に発行される書類です。
埋火葬許可証
と書かれているかもしれません。
紛失している場合、火葬許可証の再発行はできます。
例えば、大阪市の場合
死亡届を提出した区役所で申請して再発行してもらいます。
もし、火葬後5年以上経過している場合
火葬した斎場で火葬証明書を貰い
火葬証明書をもって死亡届を出した区役所に行くと再発行されます。
電話かホームページで確認できます
お墓を用意する都合などでお寺などに一旦お骨を預けている場合
火葬許可証も一緒にあずけているはずです。
お骨を預かったお寺は月に一回、自治体に報告する義務があります。
この場合
まず、お寺から埋葬証明書を出してもらって
死亡届を出した自治体に
改葬許可申請書と埋葬証明書を合わせて提出
(※改葬許可申請書は自治体でもらって記入します。)
結果→改葬許可証が発行されます。
(※新しいお墓の受け入れ証明書(契約書)が必要な自治体もあります。)
自治体から改葬許可証が発行されれば
それが火葬許可証のかわりに納骨する霊園に提出する書類になります。
ところがお骨を預けているお寺が自治体に申告していない場合
『火葬許可証とお骨をそのまま返してくる』場合があります。
新たに納骨する霊園の管理者には
自宅からお骨と火葬許可証を持参してきた
という形をとって預ける場合もあります。
施主からすると手間がなくて都合良いのですが・・・
この場合でも念の為
改葬許可証が必要になる場合を考慮して(納骨するお墓側がどうしても提出を求めてきた場合など)
預けていたお寺から埋葬証明書を出してもらったほうがよいです。
②【墓地使用許可証】
墓地使用者の継承に関しては霊園に問い合わせてみてください。
③【印鑑】
納骨式に前にあらかじめ手配しておくことは?
①故人の名前などを墓石に追加彫刻を依頼する
墓誌と墓石にお義母さんの俗名・命日・行年・戒名を刻みます。
依頼先は石材屋さんという事になります。
▼追加彫刻の注意点1.費用の目安
費用は3-7万程度になります。
従来は7万円が相場でしたが・・・
霊園と石材屋さんが提携されているなら管理事務所(お寺)にて費用の確認が可能。
もし霊園と石材屋さんの提携が無ければ
ネットで見積もり比較できるのでもしかすると安くなるかもしれないですよ。
ただ、僕の経験上では石材屋さんは霊園や寺院と提携していて基本決まっているイメージがあります。
先に確認しておくと良いですね。
▼追加彫刻の注意点2.彫り込むのに半月は掛かる
彫刻の依頼は前もって依頼しましょう。
②お寺に納骨法要の依頼の電話
お寺に電話する場合4点伝えましょう。
まずは
1点目
『法事を自宅で行った後にお墓に移動して納骨するのか?』
『納骨のみか?』
を伝えましょう。
2点目
法事・納骨の時間を相談して決めます。
住職も体は1つですからね。
土・日の11時あたりはその後のお食事も含めて
みーんな都合が良いのでお寺も予定が埋まっている事が多いですね。
3点目
納骨を行う霊園の住所と地図を伝えましょう。
4点目
お布施が気になる方は住職に金額聞いてしまっても良いかもしれませんね
③霊園の管理事務所に電話連絡
まずは、納骨予定の日程と時間を伝えます。
当日石材屋さんがお手伝いにくるかも聞いておきましょう。
寺院墓地の場合はお鈴などは住職が持参してくると思いますが
市営墓地などの場合
お坊さんが、お鈴(オリン)ロウソク、線香、焼香台などの用意をもってお墓に出向く事は基本ないです。
ですから
石材屋さんが用意するのか、はたまたお寺さんにお願いする事になるのか確認しておきましょう。
また最近の霊園では滅多にはないパターンですが
寺院墓地を利用しているけれどその寺院に納骨依頼しない場合
管理している寺院に前もって別の寺院の僧侶が来ることを伝えておきましょう。
納骨開眼法要の当日の流れ
①納骨予定の15分前には管理事務所に顔を出したほうがいいです。
書類の提出などもその時に。
②お墓で石材屋さんと合流。
当日石屋さんが手伝いに来られる場合
志(こころざし)として数千円お渡しするケースもあります。
管理事務所の方にそれとなく聞いてみるといいですね。
③お墓の掃除とお供え
持参したお供えを墓前に。
お墓の草抜きなど
さっとお掃除してしまいましょう。
④お坊さんがきて開眼作法を行います
外のことなので15分から長くても30分程度のお経になると思います。
正直言うと、
炎天下なのに開眼作法と読経、焼香込みで気付いたら40分ぐらい拝んでいた
という失敗もあります。
特に真夏や真冬で高齢の方も参列してる場合は僧侶は考慮すべきですね。
⑤納骨開眼のお布施を渡す
お布施の目安は後述
⑥皆で食事
友人のお寺は法事の後のお斎は必ず同席する
ということですが、今は僧侶同席しないケースが多いと思います。
一緒に食事しない場合はお膳料を包むと丁寧かもしれません。
別封筒で御車料と同じく
5千-1万円でしょうか。
納骨のみならお膳料までは必要ないと個人的には思います
法事と合わせて納骨する場合はつけてる方が多いです。
まあお布施は住職に聞きましょう。
当日の服装。喪服か黒基調の私服か?
四十九日から一周忌など
まだまだ近い仏さんの納骨の場合
喪服で来られるケースが多いですね。
妊婦さんなど喪服の用意が難しい場合は
黒のワンピースなどで良いと思います。
お葬儀に比べて喪服プレッシャーはややゆるくなりますね。
さらに遠い仏さん(亡くなってから日がたっている)の納骨の場合
男女ともにあるていど改まった私服で黒を基調としたものでも大丈夫です。
当日、来てもらう人には
喪服か?黒を基調とした私服か?
などはお伝えしましょう。
納骨のみの場合は
法事に比べて参列者はより近親者だけになります。
開眼法要のお布施関連の疑問
▼納骨開眼のお布施の目安は?
2~5万円でしょうか。
百ヶ日の法事などと合わせて行う場合は
法事のお布施と別で包むのが一般的ですね。
その場合、開眼のお布施は1~3万程と控えめでも良いと思います。
お布施については上記したとおりお寺さんにあっさりと聞いてみてもいいと思いますよ。
▼納骨開眼供養のお布施の水引の色は?表書きは?
水引は黄白の結びきり
表書きは『納骨開眼供養』
と書けば良いですね。他にも『開眼』『納骨』『納骨開眼』『納骨法要』などなど
納骨のお布施だとわかればなんでもよいです。
黄白に御布施と印刷されている封筒の右上に 『納骨』などと記載しても良いですね。。
「開眼なので紅白では?」
と言うかたもあるますが
法事とセットになることが常ですからあえて紅白は危険かと思います。
仏事に関しては黄白の結び切り(ちょうちょ結びではない方)にしておけば安全なケースが多いですね。
▼僧侶をデリバリーする場合の御車料の目安
霊園が寺院墓地ではない場合
僧侶に霊園まで来てもらうすることになります。
その場合、『御車料』は別に包むと丁寧ですね。
距離にも寄りますが
5千円~1万円でしょう。
その他・経験上、納骨に関する押さえておきたい注意点
▼納骨のタイミングは?四十九日に納骨すると良かったのですか?
本来は四十九日の法事と合わせて納骨すると良いです、が
満中陰以降はいつでも大丈夫と 伝えますね。
お墓が有るなら、なるべく早い方がいいです。
お義母さんのご兄弟などいらっしゃるでしょう。
仏壇まで足を運べなくてもお墓には手を合わせに行くことはあると思います。
なるべく早めに納骨しましょう。
とはいえ、
追加彫刻は二週間ほどかかりますし
またお逮夜のお参りや役所関係の手続きなど正直忙しいと思います。
ですから百ヶ日や一周忌に合わせる方の方が実際は多いです。
▼このシーズンは避けたほう無難?納骨する時期による注意点。
真冬はまだしも
真夏は炎天下でコンクリートの多い霊園は体力的に厳しいでしょう。
また市営墓地など割合
山間部が多い。
実際にあったのは
『紅葉シーズンと重なり身動きが取れない』
といったケース。
管理事務所に避けたほうが良い日取りは聞いたほうがよいです。
渋滞に巻き込まれたお坊さんがいつまでたっても来ない
なんて事も。
▼なんでお坊さんはバイクでくるの?まさかのバイク通行禁止。
納骨時期と一部重複しますが
山間部の霊園は問題がある場合が多いです。
冗談ではなく凍結してる場合あります。
ご存知の通り
お坊さん=ビッグスクーター
というくらいバイクに乗っている坊さんが多いですね。
大抵忙しくて仕方ないんでしょうね。
凍結している場合、車ならなんとかなってもバイクの場合はアウトです。
また山間部の道路は峠攻めを規制するためなのか?
バイクの通行が制限されているケースもありましたね。
冷や汗ものです。
大きい声ではいえませんけど
時間がいっぱいいっぱいで規制の看板に気づかないふりして上がった事もありますよ。
まとめ
- 納骨は四十九日以降なるべく早く
- 火葬許可証と墓地使用許可証と印鑑を用意
- 納骨の前に追加彫刻を必ず
- 追加彫刻費用の目安は3-7万→石材屋さんとの提携なければネット見積もりも有り
- 霊園とお寺にも前もって電話を入れる
- お布施の目安は2~5万+御車料5千~1万円→住職に聞くと良い
- 服装は喪服か黒を基調とした改まった私服
- 紅葉と真夏シーズンには気をつける
位牌については目処が立ったのですけど
お義母さんの納骨の注意点なども聞いておきたいのです