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葬儀屋さんや『よりそう』で僧侶派遣で手配してもらうデメリット

葬儀の際に
葬儀屋さんやインターネットの仲介業者(よりそう等)を通して僧侶を手配してもらうケースが増えていますが
便利な反面、トラブルになるケースがあります。

三休
僧侶としての経験から
葬儀の際に仲介業者で僧侶を手配するとどんなデメリットが発生するのか?
ぶっちゃけて説明してみますね。

ざっと三点あげると

1葬儀のみの付き合いになる
2葬儀以降の供養には檀家登録が必要で割と高額なお布施が請求される
3菩提寺とのトラブルにつながる。

詳しくみてみましょう

葬儀のみの付き合いになる

葬儀屋さんのコミコミパックや
インターネットの仲介業で僧侶を手配すると
基本はお葬儀のみの付き合いになります。

ゆうこさん
葬儀のみの付き合いでなにか問題がありますか?

仏事は葬儀をしたら終わりではなく
満中陰や一周忌など故人の追善の法事を行うのが通例です。
法事はしないよ
という人でもお骨を納骨したりお墓に埋葬したりということは必要です。

そのさいに
僧侶のお経なしにお墓をこじ開けて勝手に埋葬するのでしょうか。

三休
満中陰以降のお参りは
その都度、仲介業者を利用して手配することになります。

葬儀を依頼したお寺に満中陰を依頼したら檀家登録に高額のお布施を請求された

葬儀屋さんに紹介されたお寺さんが
お逮夜や満中陰のお参りに来てくれず

葬儀以降満中陰以降のお参りを依頼する場合は
檀家登録料でわりと高額のお布施を請求されたという話があります。

葬儀屋さんと提携して大規模に葬儀を請け負っている寺院の場合
それ以降のお参りにまで手が回らないのでしょうが
いかがなものでしょう。

三休
まあこれは特殊なケースだと思います
昔ながらの葬儀屋さんからお寺を紹介された場合は普通は大丈夫です。

昔ながらの葬儀屋さんからの紹介の場合
純粋にお寺を紹介しているだけなので
葬儀を執り行った寺院が今後も供養を務めるのが普通です。

ただ
念の為、葬儀以降の供養はあるのかどうか?確認するほうがいいです。

前述のような
檀家登録は別です
という寺院もあるらしいので。

ゆうこさん
葬儀費用にコミコミという場合はどうですか?

今多くなっている
葬儀費用に僧侶関係料金コミコミパックという場合は
そのあとの付き合いは基本無理と思ったほうがいいと思います。
こういう場合は葬儀屋さんお抱えの僧侶が執行するケースがありますし。
ただケースバイケースなので今後のお参りに来てくれるかどうか?確認が必要です。

逆に
葬儀のみの依頼でそれ以外は
連絡すらしてほしくないという方にとっては利点かもしれませんね。

ただし
それ以降の法事やお盆など仏事の依頼に関しては
その都度仲介業者を利用することになるでしょう。

菩提寺とトラブルになる

今日日菩提寺はここです
と分かっている人も減ってますが

例えば
お盆参りなど特定のお寺にお参りに来てもらっているなら気をつけましょう。

よくあるのが
月参りお休みしていたなと
思って久しぶりにお参りに行くと
位牌が増えているというケース。

また
既存の檀家さんなのに
いきなり満中陰を依頼されてきて
過去帳に無いので
葬儀の確認をしたところ
葬儀屋さんが呼んでくれたお寺さんに行ってもらいました

というケース

この2つが最近頻発します。

知り合いの住職連中の話だと
この場合は
葬儀をしたお寺に今後の供養は頼むように案内するようですが
葬儀したお寺はなぜか遠方の寺院なんで
法事や月参りは来れないと断られた
なんてこともあります。

怒ってしまって
檀家さんの登録から抹消してしまう住職もいます。

「あー他で葬儀したんですね
じゃあ満中陰以降から供養つとめますねー」

という感じには
なかなかならないんですよね。

三休
もし受け入れてくれたとしても
怒られますよね

菩提寺の過去帳に記載されず供養されていない

一番見落としがちなのは
葬儀を執り行った寺院の過去帳に故人の名前と戒名と命日が記載されることです。

お寺では毎朝のお勤めの際に
その日の寺院の檀家さんの過去帳を開けてお経をあげますので
自然と故人の月命日には供養のお経があがっていることになります。

月参りやお盆参りも訳あって断っている場合でも
お寺で毎月月命日には供養されているというのは安心感があるのではないでしょうか。

ところが
ネットの仲介業者を利用した場合
原則葬儀のみの付き合いになるので
お寺の過去帳に記載せずに
完全に分離して
葬儀の記録のみを残すという形になります。

お寺の過去帳に併せて記載すると
お寺の檀家さんと同じように
お盆や法事の案内を混同して送ってしまうことになるという問題があるからです。

三休
混ぜちゃってる寺院もあると思いますけども。

最後に

お葬儀の手配など
大事な人が亡くなった場面では
気持ちが動転してしまって
冷静な対応が難しくなりますよね。

そこに葬儀屋さんから割と強引に話を進められると
せんぶお願いしてしまう気持ちはわかります。

ですが
既存の寺院にも長年
供養をつとめてきた自負があるので
なかなかすんなりとはいきません。

こういう問題が多発するのも
お互いに経済合理性を追い求めた
結果です。
責任は僧侶や寺院側にもあります。

結果的に
供養が宙ぶらりんになってしまう方が実際に存在します。

そいうった方に手を差し伸べれるような
仏事の依頼者と
仏事を受ける僧侶や寺院とが
仲介業者を挟まずに
ゆるくマイルドに繋がれるような場所ができればなと
個人的には思います。