実は仏事にはある程度のお経時間とお布施の目安があります。
地域で一丸となって仏事をおこなっていた時代と違い
仏事のお布施の目安が地域で共有されにくい昨今
明確なお布施の目安が無いため
出張お坊さん、僧侶派遣などで仏事を行う人も多いです。
今回は
一つ参考までに
普通のお寺に仏事を頼む場合のお布施の目安をぶっちゃけてみます。
仏事のグレードによって拝む時間とお布施の目安が違う
まず大前提で
仏事の規模によってお布施やお経の時間ががおおよそ
というかふわっとというか決まっています。
本来
仏事はサービスの対価ではないので厳密にはおかしいという建前はあるんですが
やはり仏事を行う施主側としてはサービスと認識していて
その対価がお布施というのは本音です
なので
たとえば
法事級として3万円のお布施を包んだけど
お経が15分で納得出来なかった
なんてことはあることです。
よって仏事のグレードによってお経時間とお布施時間が変わってくるのは仕方ないので
おおよそこの仏事の規模がわかっていると判断の目安になります。
法事級の仏事のお経の時間とお布施の目安
まずは
一番利用がおおくなる
法事級の仏事です。
どんなものかというと
満中陰
一周忌
初盆
三回忌~五十回忌の法事
仏壇やお墓の新規開眼
墓仏壇の修理や追加彫刻のための性根抜き&開眼セット
こういったものが法事級の仏事になります。
【お経の時間】
自宅内であれば35分~40分程度
地域や宗派によっては
1時間を2セットする場合もあります。
その場合
足が悪い人のための椅子や正座椅子の用意が必要になるので
事前に仏事の所要時間を聞くというのもいいかもしれません。
また
お墓の開眼などは
野外ですから
風雨の状況や日差しの影響
参列者の状況をみて
10分から20分程度に収める事が多いです。
また
初盆の場合は
お盆の忙しい時期ということもあって20分から30分程度に収めるために
かなりお経の速読みになることもあります。
【お布施目安】
3万円から5万円で
3万円なら2万円お布施と御膳と車料で5千円ずつ
という形
5万円なら
3万円お布施と御膳料と御車料1万円ずつで封筒をわける
といった形です。
僧侶派遣ではなく
通常のお寺に頼む場合は
法事の際に
仏壇開眼を一緒にしてもらうなど
ある程度融通が効く場合もあります。
その場合も
5万円×2ではなく
仏壇開眼お礼を別封筒で金一封つつむというような形でよいかと思うので
僧侶派遣で毎回頼むほうが結果割高になる場合もあります。
準法事級の仏事のお経の時間とお布施の目安
ややこしいのが
この準法事級の仏事です。
100ヵ日や
祥月命日のお経などがこれにあたります。
お寺によっては
100ヵ日は法事級としている場合もありますが
満中陰のあと 初盆 一周忌と 続きますから
100ヵ日まで法事級でやると大変ですから
準法事級の仏事
あるいは
月参り級の仏事として
行う場合です。
そのさい
依頼の時に
法事ではなく通常のお参り程度で行いたいと伝えるのも方法です。
また祥月命日は
毎年の本命日におこなう仏事で
月参りよりは懇ろにつとめます。
【お経の時間】
20分~30分
【お布施目安】
1万円~2万円
対応できなくてすべて法事級になってしまうのが難しいところです。
月参り級の仏事のお経の時間とお布施の目安
月参りは
関西では熱心に行われている
毎月の月命日に仏壇にお経を上げるサービスです。
この規模の仏事は
菩提寺で近場ですぐ来てくれる状態でないとなかなか頼めません。
各逮夜のお参りや
お盆の棚経もこの規模の仏事です。
【お経の時間】
10分から15分
各お逮夜はもうすこし長い時間
お盆の棚経はこの目安の半分くらいの時間になります。
【お布施目安】
5千円
あえてぶっちゃけてみました。
お叱りの声はごもっともです。
ですがこういったこと
地域差もありますし
他の僧侶様のご意見もお伺いしたいところ
ぶっちゃけて話せる方いらっしゃれば
匿名でも結構ですしぜひコメントいただければと思います
ぶっちゃけたところ教えて下さい。
お経の時間やお布施の目安を!