仏壇の向きは南か東だとわかっているけどもその配置にどうやら置けないようです。
どうしたらよいのでしょうか?
カランカラン
どうぞ。ゆうこさん。
南か東ってのはわかっているんですけど
家でその配置で置けないんです。
どうしたら良いですか?
それでしたら、良い方法がありますよ。
そもそもなぜ仏壇の向きは『南向き』か『東向き』?
浄土系が東向きなのは
本尊である阿弥陀如来は西方極楽浄土にいるわけで
拝む人が西側を向くため
と言えばだれもが納得出来ることですね。
それ以外は南向きが多いですね。
湿気日当たり説や
お釈迦様の説法が南向きだった!
仏の南面北座説など諸説ありますね。
密教系だと方角が合わなくても
厳密に本尊が北から南を向いているとしますね。
それは東を発心
南を修行
西を菩提
北を涅槃と配置し
仏壇本尊並びに先祖が涅槃にいるとして
北に配置し南向きにするのですね。
曼荼羅などご存知の方は理解しやすいです。
例えば金剛界曼荼羅は本尊に向かって左にかけますね
金剛界曼荼羅の左が南と決まっています。
逆に胎蔵界は向かって右にかけますが
胎蔵界曼荼羅の左が北と決まっています。
(画像参考)
ですから
本尊を北に配置し南を向いてないと方角がおかしくなりますよね。
なんやかんや言いましたが
「浄土系は東向き、それ以外は南。まあ基本南向きで!」
としておいてください。
心で運ぼう!運心(うんじん)という裏技
どうしても配置どおりに置けなくても大丈夫です。
南向きに置いておくとする
と考えるのも
有り!
となっています。
運心(うんじん)といいます。
でも、運心というのはなんだか納得できない!ならば「八方の唱え」を
易の教えですが
坎艮震巽離坤兌乾(かん・ごん・しん・そん・り・こん・だ・けん)
と8回お唱えすると方災がのぞかれると言われています。
易経を元とする古代中国から伝わる占い
仏壇以外にも方位が合わない事象の時に覚えておくと便利かと思いますよ。
坎→北・艮→うしとら・震→東・巽→たつみ・離→みなみ・坤→ひつじさる・兌→西・乾→いぬい
仏壇を配置した部屋は家の上座になります
基本仏壇を配置している部屋が家の中で一番徳のある場所になっていると認識しておいてください。
来客や、妻の母を引き取った場合などに仏間に寝てもらう
などは因縁が悪いと言われています。
まとめ
浄土系は東向き
どうしても配置できないなら
運心で北接南面していると考える
それでも、納得できないなら
八方の教え
「坎艮震巽離坤兌乾(かんごんしんそんりこんだけん)」を8回お唱えする。
配置できなくても本来の向きを把握して運心でそうであると考えればよいのですから」
ありがとうございます!
ちょっと心のつっかえ取れました!